トーク&交流会「ディスカバ つるおか」に参加してきました(中編)

「ヒトを知って、鶴岡を再発見する」をテーマに開催されたトーク&交流会「ディスカバ つるおか」。前編・中編・後編でお送りするレポート、今回は中編として3名の方を紹介します。

人と人、鶴岡と世界をつなぐ 菅原 寛正さん

鶴岡の品物と世界をつなぐ

鶴岡と世界をつなぐ架け橋としてのお仕事をしている菅原さん。この日はなんとドバイからのリモート参加!現地の日本食レストランに向け、鶴岡の食品をPRしに行っていました。
菅原さんは輸出支援やスリランカで日本酒の取引支援などさまざまな経歴を積んだのち、鶴岡にUターンしました。
ポテンシャルは十分にある鶴岡の食品を、海外輸出を通して魅力を広めることで鶴岡と世界を繋ぐことを目指して活動しています。「特に、水資源が豊かな庄内で育ったお米の美味しさは日本国産米の中でもトップクラス。食品のもつオリジナリティやストーリーを、他と差別化しながら伝えることを大切にしています。」とお話されていました。

人と人の経験をつなぐ

成長するにつれて地域との関わりが希薄になり、コロナ禍も重なったことで、大人と関わる機会が減っている高校生。多様な世界や価値観に触れる機会を提供しようと、高校生とタッグを組んで「銀座パン祭り」に出店する取り組みを行いました。

何を作るかも決まっていない、ゼロからのスタート。コンセプト作りから始め、SNSなどでコンタクトを取ってメンバーを集めました。

「在来野菜を使いたい」という高校生の意見をもとに、鶴岡市にあるカフェEN/MEに協力を依頼。ベトナムのサンドイッチ「バインミー」が出来上がりました。銀座パン祭りではあっという間に完売し、大成功を収めました。

今後

鶴岡の食を世界に広めていくために、本格的に販路開拓や海外営業できるためのコスト循環の確立をしたいと考えているそう。「やりたいことを周りにどんどん話していったら、結果が繋がっていった。同じ志を持った人同士で繋がることで、取り組みが広がっていく。海外で日本の魅力を発信している人と連携し、さらに広げていけたら」と話す菅原さん。ユネスコ食文化創造都市として世界に認められている鶴岡の美味しい食材。海外の方も気軽に楽しめるようになる日が楽しみですね。

農業でお米を作りながら、人々の集まる拠点ゲストハウスを運営する 佐藤 裕太さん

佐藤さんは、農業でお米の生産をしながら、ゲストハウス「あまるめゲストハウス Mokkehouse」の運営を行っています。

農家として

農業は余目で行っており今年は20ヘクタールの田んぼで稲作をしていましたが、来年30ヘクタールで行う予定。「農家はしんどい、ずっと働いていて大変」というというイメージを払拭したいという思いで働いています。そのため、佐藤さんは「春から秋は農家として働き、冬は自分の時間を過ごす」というメリハリをつけたスタイル。

ゲストハウスの運営

他所からの人が来ることで、農家がコミュニティを広げるための突破口を作っていきたいと思ったのが、一番のきっかけ。
場所やきっかけがないとなかなかこの土地に来てもらえない、逆にここがきっかけで来てもらうためのベースになれたらいいなという思いでゲストハウスをやることを決めたそう。
1泊3000円で泊まることができるゲストハウスは、築50年の空き家の購入を行い、自身や仲間達で行えるところは自分達の手でDIYで改装。その他大工さんの手を借りるところは借りて無事にオープン。
ここでは、佐藤さんの田んぼで採れたお米を宿泊者が自身で炊いて食べることができます。

鶴岡への思い

漠然と、地元のために何かしたいと考えていた佐藤さん。地元の大学で学んだからこそできたいろいろなつながりを通して、農業で地元に貢献したいと明確になったそう。「農業を通じて地元を元気にできたらいいなと思いながら日々仕事に取り組んでいます」と話していました。

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