酒田地区農業士会研修会でお話させていただきました。

2022年12月15日、酒田地区農士会とは優れた農業経営を展開し、担い手の育成に指導的役割を果たす指導農業士と青年農業士で構成される組織です。今回の研修は、酒田地区農業士会、酒田市遊佐町JA庄内みどりJAそでうら山形県庄内総合支庁酒田農業技術普及課の方々にご参加いただきました。

農家さんが消費者と対面で農作物を販売する機会が増えている昨今。「生産者のイメージも消費者にとっては付加価値になる」ことから、農作物とその生産者の魅力を伝え、生産者と消費者の距離を縮めるためのコミュニケーション能力向上に向けた研修会でお話させていただきました。

「農業って面白い!~魅力いっぱい、農業のあんなこと、こんなこと、そんなこと~」をテーマにコミュニケーションの重要性や消費者と接する場面での接遇マナー、庄内地域の作物のブランディングについてお話させていただきました。

庄内地域に移住し、四季折々の食の豊かさに魅了されておりましたが、その生産者の方々と直接交流する貴重な機会を頂き、大変うれしかったです。講義の中では、消費者と会話をするときに気を付けることや、直接販売に行くときの場に応じた身だしなみ、自分の商品をアピールする方法などをお話しました。そこで、生産者のお一人お一人が自分の農作物や土、肥料にこだわりと愛情を持って育てているということをお伺いしました。しかし、農家の方にとってはそれが当たり前で、特別なことではないと思っていて、そこに価値があることに気づいていないという実態がありました。

そこで、消費者の立場を代表し、庄内にいると当たり前と思っていたことが、実はとても魅力的であること、「農家の皆さまのこだわり=庄内プライド」であることを強く意識していくことで、その想いは消費者に必ず届くということをお伝えしました。そして、それを踏まえた情報発信の重要性、微力ではあるけれども、そのお手伝いを私たちがさせていただきたいこともお伝えしました。

今後も食の都庄内を県外に発信し、販売していくためには生産者の方々との連携が不可欠になるので、今後も酒田地区農士会の皆様と協力し、庄内地域の活性化のためにさらに活動の幅を広げていきたいと思います。

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