羽越本線高速化シンポジウム

10月24日に、東京第一ホテル鶴岡で開催された「羽越本線高速化シンポジウム」に参加させて頂きました。

羽越本線の高速化、新幹線整備を実現するため、羽越本線沿線のポテンシャルの高い「自然・食文化」など魅力を発信することで、鉄道利用者の増加を推進し、新潟・庄内・秋田の3地区の機運醸成を図るためのシンポジウムで、今年は鶴岡市で開催されました。

冒頭、東北公益文化大学の神田直弥学長から、基調講演として「気候変動と公共交通」と題し、温室効果ガスの排出を少しでも抑制し、将来の世代に自然豊かな環境を引き継いでいく為に個人ができる取り組みを国内と比較した山形県の現状や海外の取り組みの紹介がありました。

環境に優しい移動手段を認識して、選択できるような仕組みができる未来がくる、乗り換えのはやさ、組み合わせで検索するだけでなく、CO2の排出量によって交通機関を選ぶ、健康のためにより歩く経路を選ぶなどの仕組みができると聞いているだけでワクワクするような内容でした。

次いで、意見発表として、秋田の由利本荘観光の玄関口であるJR岩城みなと駅に隣接した道の駅岩城をアキタウミヨコ「道の駅岩城」として再生を進める取組みをされている秋田ノーザンハピネッツ株式会社取締役の須山様、新潟地ビールを活用した新潟県北地域の創生事業に取り組まれている新潟ビール醸造株式会社 | NSGグループ代表取締役の浅野様の話がありました。

ANA SHONAI BLUE Ambassadorからも意見発表をさせていただき、羽越本線が通る庄内地域における、ANA SHONAI BLUE Ambassadorの地域創生事業の取組みについてお話しさせて頂きました。
2年間の活動を通じて感じる羽越本線沿線のポテンシャルの高い「自然・食文化・人財」の魅力と庄内地域におけるアクセス・交通網の課題、また、すべての課題を解決できなくても庄内地域の認知度を広めるために行いたい施策についてもお話しました。

隣県同士の取り組みの理解を深める、とても有意義な時間になりました。
私が所属しているANAは飛行機を利用する公共交通機関ですが、電車をはじめとした他の交通事業者が手を取り合って、秋田、庄内、新潟の3地区の地域活性化のために連携していけたら、オモシロイ新規事業がどんどん広まっていくのではと可能性を感じた1日でした。

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