新しい働き方シンポジウム IN 長井市

2023年3月6日、山形県デジタルコンテンツ協議会日本・アルカディア・ネットワーク株式会社PARASUKU事業部主催で、『新しい働き方シンポジウムinYAMAGATA』が長井市のTASビルで開催されました。

コロナ禍を機にオンライン化・リモートワーク化が急速に進みました。その一方で働き方や住む場所もフレキシブルで自由な考え方が広まりつつあります。フレキシブルな働き方の一つとして、私たちはANAの客室乗務員としてフライトを続けながら、庄内地域に移住し地域創生活動を行っています。今回のシンポジウムではテレワークや副業が広がり、ワーカーと企業の関係が再構築されているいま、会社内の経営者、社員、それぞれの立場から、多様な働き方について意見交換をしました。

第一部では「タニタの考える働き方改革~日本活性化プロジェクトについて~」と題し、株式会社タニタ 経営本部 社長補佐 二瓶琢史さんによる講演が行われました。株式会社タニタ(東京)は、2017年に「日本活性化プロジェクト」を立ち上げ、社員の個人事業主推進をいち早く進め、これまでの終身雇用と正反対のジョブ型契約へと切り替えを図っています。

経営者、人事の立場から社員の人材が人財であるための制度の新設に至るまでの経緯や戦略、新制度を社内に浸透させるまでの苦悩などのお話をきくことができました。やらされ仕事(他人事)からやる気の出るしかけを作りたいという意向のもと、タニタ社では社員を個人事業主とし、業務委託をする制度を2016年から導入しました。担当職務を業務委託とすることで、社員が責任感をもち職務を全うすることができるようになったそうです。

第二部では引き続き株式会社タニタの二瓶さんと、会社員でありながら、自ら副業を選択し、パラレルキャリア研究所を立ち上げた、複業提唱者の第一人者である慶野(けいの)さん、そして客室乗務員をしながら、地方創生事業に取り組むANA SHONAI BLUE Ambassadorの坂本がアフターコロナの新しい働き方について、モデレーター平尾さんの進行の下、パネルディスカッションをさせて頂きました。パネルディスカッションのテーマは「山形から発信!新しい働き方の実現に向けて」でした。「副業」に対する考え方・捉え方は会社によって様々な局面を迎えています。今回のシンポジウムでは様々な立場におられる方達の仕事や副業に対する考え方をお伺いすることができました。

私から、ANAは『DEI』D:ダイバーシティ(多様性)、E:エクイティ(公平性)、I:インクルージョン(包括性)を掲げ、社員一人ひとりの働き方の多様性を認める風土が醸成されており、社員の個性を発揮する機会がたくさんあるというお話をしました。私自身は、客室乗務職以外の営業部の仕事なども経験することで、会社という組織を多面的に見ることができるようになり、他の部署の方々の苦労を知ることができましたが、他のパネラーの方々もその点は共通していました。

今後、様々な働き方が社会でも受け入れられ、仕事を選び楽しくやりがいをもって働くことが普及していけばいいと思いました。

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