庄内町は6次産業化に力を入れており、余目にある「なんでもバザール あっでば」の加工施設ではオリジナルの商品づくりが盛んに行われています。
「なんでもバザール あっでば」では、商品を通して生産者の思いが感じられる安心感、あたたかさが魅力の商品がたくさんあり、近くに来るとつい寄ってしまうスポットです。
今回はこちらで作られた商品の発表会でした。メイドイン庄内町プロジェクトは今年で三回目の開催。発表会では製造販売の事業者様から5種類の商品が発表されました。
1.立谷沢 みーばぁのしその実つくだ煮/タチラボレディース
庄内町の立谷沢地域の自家栽培のしその実を使った佃煮。
ピリッとした後に紫蘇の香りが広がり、プチプチした食感が楽しい一品です。
紫蘇まきや笹巻きも作っており、「あっでば」では売り切れ必至の大人気商品だそう!
ご飯はもちろん、お酒と合わせても良さそうです。
2.ずぎ芋きんとん/阿部尚子さん
庄内町産のずぎ芋(からとり芋)にこだわった、優しい甘さを感じられるスイーツ。
親芋を食べるのが特徴だそうです。ほっくりとした食感と甘み、くるみの香ばしさがアクセントとなっています。
ずぎ芋は美味しいのになかなか若い人には馴染みがなかったり、作る人も減っているそう。
もっと手軽に楽しんでもらえたらという思いで開発されました。
3.いもこちゃん/土の子グループ
土の子グループの皆さんがさつまいもの生産、収穫、加工までを行っています。オリジナルキャラクターの「いもこちゃん」がめじるし。
しっとり柔らかくて甘味の強い、1枚でとても満足感のある干し芋です。
干し芋は腹持ちがいいので、長時間のフライトによく持って行っていたな〜なんて考えながら、あっという間に完食!
4.かんでりんぐ/土屋恵さん
庄内町産の米粉を使ったこども用菓子、「かんでりんぐ」。
良質なタンパク質である羽黒山「里の微笑み大豆」が入り、栄養バランスもばっちり!
野菜を使った、カラフルで目にも楽しい、こどものことを考えた優しさの詰まったスナックです。
噛めば噛むほど野菜の優しい味が広がり、ひとかみひとかみよく噛んで大切にいただこうという気持ちになります。
5.第3の芋煮/瀬尾淳太さん
内陸風の醤油味、牛肉の芋煮。
庄内風の味噌味、豚肉の芋煮に続く第3の芋煮。
塩味をベースに庄内町産里芋やネギ、椎茸が使われていて、懐かしくも新しい味です。
開発したのは、寒河江出身の地域おこし協力隊、瀬尾さん。水面下で広がる(?)芋煮論争に一石を投じる、芋煮の第三勢力です。
ヒット商品を作るために大切なことは
「地元のものを使い、継続し、できたことに満足せずに育てることが大切」
と、庄内町新産業創造協議会会長の阿部さんは話していました。地元産品の魅力を商品化する難しさは、これまでのスイーツプロジェクトをはじめとした商品開発を通して私たちも感じていただけに、庄内町の特産を使った素敵な商品を開発された参加者の皆様には頭が下がる思いでした。
お招きいただき、ありがとうございました!