2023年8月7日〜10日ものの間、昭和女子大学の学生6名が地域協働インターンシップとして鶴岡市に3泊4日の現地研修に来てくれました。私たちANAはそのインターンシップの企画手配とアテンドをさせていただきました。
<1日目>漁村体験
加茂水族館の見学や由良地区の漁村フィールドワークを行いました。
参加した学生たちは、全員鶴岡市に来たのは初めてということで、まずは由良地区にどのような産業があるのか、この地区の人々はどのように生活しているのか、またこの地域のもつ課題などを教えていただいたきました。
実際に漁船に乗り、由良海岸の沖までいきました。翌日の予定が羽黒山の登頂だったこともあり、羽黒山開祖の蜂子皇子が漂着したとされる八乙女沖の歴史についても教えていただきました。
台風一過で少し波が高い日でしたが、初めて漁船に乗った学生たちは大興奮でした!
一般の方でも、事前に由良まちっくに連絡をすると漁船クルージングを体験することができるそうです。
その後、山形県漁協の由良支所にてセリ見学をさせていただきました。
多品種で有名な庄内浜ですが、7-8月は資源保護の目的で底引き網の禁漁期間となっており、通常より水揚げ量は少なかったそうです。それでも普段見ることのできないセリの様子を見学することができ、学生たちも私たちも興味深々でした。
由良地区のみなさん、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
<2.3日目>は鶴岡市のミライについて考えるプロジェクト「つるおかミライ会議」に参加していただきました。 詳細はこちらの記事をご覧ください。
<4日目>
特産品だだちゃ豆出荷場見学・鶴岡市街地フィールドワーク
最終日は最盛期を迎える特産品だだちゃ豆の出荷場見学と鶴岡市街を視察しました。
農家さんが収穫した後のだだちゃ豆がどのように保管され、選別され、消費者のもとに届くのか、JA鶴岡の出荷場で見学しました。
スーパーや産直に並ぶまでにどのような行程があるのか、どんな苦労があるのか、学ぶことができました。
滞在中にだだちゃ豆を食べる機会があったので、4日目にはだだちゃ豆を身近に感じるようになっていた学生たち。
鶴岡の方々がどれだけ特産品だだちゃ豆に愛を持っているかを肌で感じ、自分たちの住む首都圏でも販売されているのか、さらに全国的にだだちゃ豆の認知度を広めていく方法はあるのか、農家さんはどのような悩みを抱えているのか、ご説明いただいた職員の方に学生全員が積極的に質問していました。
その後、実際に農作物が販売されている産直を見学し、たくさんお土産を購入しました。
午後は鶴岡市街地の見学を行いました。山王通り商店街・銀座通り商店街を実際に歩き、商店街の現状を視察しました。
商店街の中でも、現在も営業中のお店や閉店してしまったお店、商店街を元気にしようと活動されている方にお話を聞き、地域活性の取り組みについて学びました。
最後に鶴岡の旧市街に移動し、鶴岡観光ガイドの方から鶴岡の歴史について学びました。
旧風間家 丙申堂→荘内神社→致道館を見学しました。鶴岡には江戸時代や明治時代の歴史的建造物が今も残り、その文化が今も大切に守られていることを知ることができました。
鶴岡について理解を深める、盛りだくさんの4日間のフィールドワークでしたが、学生たちはたくさんのことを吸収して帰っていきました。
東京に戻り、現在は鶴岡をさらに活性化させるためのビジネスプランを考えているそうです。
学生ならではの視点で、どのようなビジネスプランが誕生するのか、今からとても楽しみです!